なぜ医師たちは行くのか？

はじめに　吉田敬三

第１章　国際ボランティア活動に参加するために
・国際ボランティア活動とは
　　戸賀竜郎（国際協力ＮＧＯセンター）
・医療ＮＧＯの歴史と現在 −二十一世紀の課題を展望して
　　本田 徹（シェア＝国際保健協力市民の会・代表理事）
・医療従事者として国際医療ボランティアに参加するにあたって
　　菅波 茂（ＡＭＤＡ・理事長）

第２章　国際医療ボランティアの現場から
（１）ＮＧＯによる活動
　●緊急医療援助
　・疾風のように現れて、疾風のように去って行く、緊急医療は何でしょう？
　　　三宅和久（ＡＭＤＡ：医師）
　・遠く離れたリベリア、そこで見たもの そして医師にできること
　　　岡本文宏（国境なき医師団：医師）
　・September 11th その後 −アフガン難民救援活動
　　　大津聡子（日本赤十字社：医師）

　【コラム】出産の風景−東ティモール◆川口みどり（助産師）

　●医療支援
　・ウガンダでの小児科医としての医療支援
　　　北川恵以子（日本キリスト教海外医療協力会：医師）
　・一人ひとりの人生模様を大切に
　　−イラク難民の妊産婦支援を通して教わったこと
　　　吉野 都（日本国際ボランティアセンター：看護師）
　・「助けに行く」のではなく「学びに行け」
　　−パレスチナ・ガザ地区における形成外科診療
　　　森岡大地（日本パレスチナ医療協会：医師）
　・ヒマラヤの王国ネパールでの歯科医療協力
　　　中村修一（ネパール歯科医療協力会・理事長：歯科医師）
　・ペシャワールで学んだこと
　　　小林 晃（ペシャワール会：医師）

　【コラム】日本人の“豊かさ”とは◆安部一紀（栄養学者）

　●保健衛生
　・カンボジアの笑顔に支えられて−保健スタッフトレーニング
　　　市岡美奈（シェア＝国際保健協力市民の会：保健師）

　【コラム】ネパールに咲いた鍼灸の華◆畑 美奈栄（鍼灸師）

（２）政府機関などＮＧО以外の団体による活動
　・青年海外協力隊活動で得たもの
　　　伊藤由加里（青年海外協力隊：保健師）
　・国際医療協力：出会い、発見、挑戦の場として
　　　恒川恵子〔ＷＨＯ：アソシエイト・プロフェッショナル・オフィサー（ＡＰＯ）〕
　・カーニバルとサッカーの国 ブラジル は エイズ対策も世界最高！
　　　城石幸博〔国連児童基金（ユニセフ）：ＨＩＶ／エイズ・シニアアドバイザー〕

　【コラム】切断者たちの笑顔に魅せられて◆佐々木 伸（義肢装具士）
　【コラム】コソボの人々がくれたもの◆宮田 昭（医師）

第３章　国際協力を美談に終わらせないために
　　中村 哲（ペシャワール会・現地代表）・福元満治（ペシャワール会）

第４章　国際医療ボランティア団体情報一覧
・国際医療ボランティア団体情報
アジア眼科医療協力会（ＡＯＣＡ）／ＡＤＲＡ Ｊａｐａｎ（アドラ・ジャパン）／アフリカ友の会／ＡＭＤＡ／家族計画国際協力財団（ジョイセフ）／国際開発救援財団／国際ボランティアセンター山形／国境なき医師団日本（ＭＳＦ）／シェア＝国際保健協力市民の会／じゃっど／チェルノブイリ子ども基金／チェルノブイリ連帯基金／ティテパティよもぎの会／燈台（アフガン難民救援協力会）／どさんこ海外保健協力会／難民を助ける会／「24時間テレビ」チャリティー委員会／日本キリスト教海外医療協力会／日本国際親善厚生財団（ＪＩＦＦ）／日本国際ボランティアセンター／日本赤十字社／日本パレスチナ医療協会／日本ベラルーシ友好協会／ネパール歯科医療協力会（ＡＤＣＮ）／ネパールの子供を育てる会／ＢＨＮテレコム支援協議会／プロジェクトＨＯＰＥジャパン／ペシャワール会／メドゥサン・デュ・モンド ジャポン／るしな・こみゅにけーしょん・やぽねしあ／ワールド・ビジョン・ジャパン

・＜追補＞日本人医師資格の途上国適用について◆安田 修

あとがき　吉田敬三