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インフォベイランスで感染症の多様性とダイナミクスを読み解く

Deciphering the diversity and dynamics of infectious diseases through infoveillance
石川哲朗
Tetsuo Ishikawa:Department of Extended Intelligence for Medicine, The Ishii-Ishibashi Laboratory, Keio University School of Medicine1)/Advanced Data Science Project, Information R&D and Strategy Headquarters, RIKEN2)〔慶應義塾大学医学部石井・石橋記念講座(拡張知能医学)1)/理化学研究所情報統合本部先端データサイエンスプロジェクト2)
10.18958/7061-00001-0000202-00

物理世界のパンデミックがウイルスの拡散だとしたら,情報世界で生じるインフォデミックは誤情報やフェイクニュースの拡散であり,この対応関係はデジタルツインの概念を導入することで整理される.さらにこの双対性を敷衍すると,物理空間での疫学や感染動向監視のカウンターパートとして,情報空間における情報疫学やインフォベイランスの概念が導入される.その具体例として,人々の情報検索ログからインフルエンザの流行予測,コロナ禍の人々の関心の移り変わり,COVID-19流行予測や症状の多様性を読みとれることを解説する.

インフォベイランス,情報疫学,デジタルツイン,Google Trends,可視化

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