ヘモグロビン(Hb)は,血液中のブドウ糖と結合するという性質を持っており,そのブドウ糖と結合したものの一部分を,HbA1cとよぶ.HbA1c値は,過去1〜2カ月の平均血糖値を反映し,糖尿病の診断に用いられるとともに,血糖コントロール状態の指標となる.耐糖能正常者の基準値はHbA1c 4.6〜6.2%である.