インフラマソーム

インフラマソーム（inflammasome）

インフラマソームは，caspase-1，PYCARD，NALPあるいはcaspase-5やcaspase-11から構成されるタンパク質複合体であり，IL-1βやIL-18の成熟体の分泌を促進するとともに，アポトーシス誘導能も有する．2002年にAlnemriらにより提唱され，現在ではさまざまな自己免疫疾患，炎症性疾患に関与することが知られている．

参考書籍

• 実験医学 2010年7月号 Vol.28 No.11 特集「慢性炎症の分子プロセス」
• 実験医学増刊 Vol.28 No.12 特集「サイトカインによる免疫制御と疾患」
• 実験医学増刊 Vol.30 No.20 特集「感染・共生・生体防御システム」
• 実験医学増刊 Vol.31 No.20 特集「老化・寿命のサイエンス」
• 実験医学増刊 Vol.33 No.12 特集「自己免疫疾患―新たな発症メカニズムと治療戦略」
• 実験医学増刊 Vol.34 No.7 特集「細胞死　新しい実行メカニズムの謎に迫り疾患を理解する」
• 実験医学増刊 Vol.34 No.12 特集「がん免疫療法　腫瘍免疫学の最新知見から治療法のアップデートまで」
• 実験医学増刊 Vol.35 No.2 特集「糖尿病　研究の“いま”と治療の“これから”」
• 実験医学 2017年7月号 Vol.35 No.11 特集「ユビキチン化を介したオルガネロファジー」