IMiDs(immunomodulatory drugs),サリドマイド(thalidmide)ならびにその副作用を軽減した誘導体であるレナリドミド(lenalidomide)およびポマリドミド(pomalidomide)などの一連の化合物を総称してIMiDsとよぶ.その作用機序は長らく不明であったが,近年E3ユビキチンリガーゼ複合体を構成するCRBN(Cereblon)がIMiDsの結合タンパク質であることが明らかになり,骨髄腫細胞に対する抗がん作用のメカニズムについて大きな進展があった.