ヒト細胞においてDTはその受容体であるheparin binding EGF like growth factor(HB-EGF)に結合し死滅させる強力な毒素であるがマウス細胞のHB-EGFにはDTは結合しない18)19).このことを応用すると,ヒト腫瘍のマウス皮下移植モデルから分離される血管内皮(マウス)は生き残ることができるが,腫瘍細胞(ヒト)はDTによって除去ができたのである.