急性白血病の病型分類として形態学と細胞化学染色を基本とするFAB分類が長らく用いられてきた.急性骨髄性白血病はM0からM7,急性リンパ性白血病はL1からL3に分類される.2001年に白血病,リンパ腫を含む造血器腫瘍の疾患分類としてWHO分類が発表された.WHO分類では,急性白血病は,FAB分類を基本に,染色体・遺伝子レベルでの解析を加味して記載されている.