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腸のダメージ修復はタンパク質しだい?―栄養とDNA修復応答をつなぐしくみ

理化学研究所生命機能科学研究センター 大井綾乃,小幡史明

分で栄養をつくり出せない私たち動物にとって,外部からの栄養摂取は不可欠だ.なかでもアミノ酸を供給するタンパク質の不足が細胞や臓器の機能低下を招くことは想像に難くない.腸は栄養の吸収や外敵からの防御に重要な臓器であり,炎症性腸疾患(IBD)はその機能を損なうことで生活の質の低下を引き起こす難病である.しかし,タンパク質摂取がIBD病態にどのように関与するのかについては明らかになっていなかった.

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DOI:10.18958/7721-00004-0001910-00

2025年5月号掲載(4/18更新)

本記事の掲載号

実験医学 2025年5月号 Vol.43 No.8
特集1:新・がん免疫サイクル 局所免疫応答の鍵を握るTLSの正体/特集2:簡便化と高速化が進む シングルセルRNA-seq技術

鳥越俊彦,笹川洋平/編/企画
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