- [SHARE]
- ツイート
Q16. CBB染色で何も染まりません…
- A．アプライするタンパク質量を増やそう
- タンパク質量が少ない場合は，CBB染色では染まらない場合がある．
- A．十分に脱色してから銀染色を行おう
- 銀染色の方が約10〜50倍程度感度が高い．CBB染色の後でも銀染色は可能である．
- A．他の染色法も試してみよう
- 銀染色のほか，SYPRO RubyやFlamingo，Deep Purpleなどの蛍光染色の方が感度が高い．
Q15 どんな染色法を選ぶべき？定量と染色のQ&A一覧へQ17 脱色しすぎ
プロフィール
- 森山 達哉（Tatsuya Moriyama）
- 京都大学農学部食品工学科卒．同大学院農学研究科修士課程，博士課程ののち，京都大学食糧科学研究所助手 等を経て2005年に近畿大学農学部講師，2008年准教授．その間，1996年米国スタンフォード大学招聘研究員（１年間）．毎日多くの元気な学生たちと一緒に，食品成分の生理機能性（特に脂質代謝への影響）と安全性（特にアレルゲン性）に関する研究を行っている．基礎研究だけでなく，社会の役に立つ「アウトプット」を意識した研究を進めています．
- ＜著作＞
-
- 『バイオ実験で失敗しない！ タンパク質精製と取扱いのコツ』（羊土社，2007）
- 『バイオ実験で失敗しない！ 検出と定量のコツ』（羊土社，2005）
