ライフサイエンス英語 「どっちの動詞でショウ」同じようで実は違う動詞の使い分けに挑戦
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「示す」の使い分け14

exhibit vs. show

Q 次の例文でよく使われるのはどっち?

・ Dec1 null mice (  ①  ) no obvious phenotype.
Dec1ヌルマウスは,明らかな表現型を示さなかった
・ Immunoblot analysis (  ②  ) the presence of a 40-kDa protein.
イムノブロット解析は,40 kDaタンパク質の存在を示した

A ネイティブはこう使う!

  • ① exhibited / showed
  • ② showed

<解説>

miceを主語にした例文では,showはexhibitとあまり違わない.

しかし,analysisを主語にした例文のように,人や研究が何かを明らかにしたときにもshowは使うことができる

exhibitやdisplayでは,このような使い方はない.

※例文は,単語の使い方の傾向を示すためのものであり,どちらが絶対的に正しいといったものではありません.
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プロフィール

河本 健(かわもと・たけし)
広島大学医歯薬保健学研究院基礎生命科学部門口腔生化学助教.広島大学歯学部卒業,大阪大学大学院医学研究科博士課程修了,医学博士.高知医科大学助手,広島大学助手,講師などを経て現職.専門は,口腔生化学・分子生物学.概日時計の分子機構,間葉系幹細胞の再生医療への応用などを研究している.広島大学・その他で大学院生対象の論文英語の講義も担当している.
大武 博(おおたけ・ひろし)
福井県立大学学術教養センター教授.福井大学教育学部卒業,国立福井工業高等専門学校助教授,福井県立大学助教授,京都府立医科大学(第一外国語教室)教授などを経て現職.コーパス言語学の研究成果を英語教育に援用することが,近年の研究テーマである.
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