RCTでは,組み入れから解析に至るまでの対象者の経緯がわかるようフローチャートで示すことが推奨されている.図1を例に説明する. 母集団は400名の高齢者であった. 母集団のうち,今回の対象に該当しないもしくは参加を拒否した高齢者が160名いた. 残りの240 名を対象としてランダムに2 群に分類された. レジスタンス運動群に120 名,バランス運動群に120 名が分類された. レジスタンス運動群では,介入期間中に入院したものが10名,用意したトレーニングセッションの参加率が60%未満となったものが19名いた.同様に,バランス運動群では,入院が12名,低遵守率者が18名であった. ITT(intention to treat)解析の対象は両群ともに120名であり,プロトコールを遵守できたものに対する分析〔PP(per protocol)解析〕の対象はレジスタンス運動群で91名,バランス運動群で90名であった.... 山田 実(筑波大学人間系) 続きを読む
RCTでは,組み入れから解析に至るまでの対象者の経緯がわかるようフローチャートで示すことが推奨されている.図1を例に説明する.
山田 実(筑波大学人間系)
論文抄読会やステップアップのための自己学習,「論文を読むこと」が目的になっていませんか?論文の構成や統計知識の基本をおさえ,情報を臨床に活かす能力が身につく!豊富な英単語と例文で英語論文も怖くない!
本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます.店頭にて見当たらない場合は,下記情報を書店にお伝え下さい.
お近くに取扱書店が無い場合,特に海外でご覧になりたい場合,羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので,下記ご参照のうえ,注文をご検討ください.
本書を羊土社HPにてご購入いただきますと,本体価格に加えて,送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります.お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください.
※この表は本書のみご購入いただいた場合の費用をまとめたものです.他の書籍を同時に購入する場合はお申し込み金額や重量により費用が異なってまいりますのでご注意ください.
本書が販売されている主な電子書店をご紹介いたします.