第21回「皮疹の診かたで勝手に索引!」完全索引|Dr.ヤンデルの 勝手に索引作ります!

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皮疹の診かたで勝手に索引! の完全索引

定価4,400円(本体4,000円+税) A5判 264頁 医学書院

誰も教えてくれなかった皮疹の診かた・考えかた

※本Web版では完全索引を掲載(本誌誌面では簡略版と解説を掲載しています)

市原のオリジナル索引

読み 項目 サブ項目 ページ
Bowen Bowen病 59
great great imitator 「great imitator(偽装の達人)」と呼ばれる梅毒 130
皮膚サルコイドーシスは梅毒と同じく「great imitator」と呼ばれることもあり,皮疹はバラエティに富んでいます 248
おおがた 大型血管は多少狭窄があっても虚血症状が出にくいので,全身症状のみの期間が長く,不明熱化しやすい 187
おおくは 多くは体幹部や上下肢の非露光部に発生します 59
がいよう 外用薬 外用薬が最も効果を発揮するのは表皮の病変です 32
塗り方が間違っている 63
患者が「きちんと塗っている」と思っている方法が,医師が期待しているものと違っている可能性 71
がいよう 外用療法 「よくなったら外用をやめてください」と患者に指示をする医師がいますが,そのような指示では適切な外用期間がわかりません 66
外用療法とは,外用薬を処方するだけではなく外用指導とセットで効果を発揮する治療法 66
せっかく医師を変えたにもかかわらず,処方されたのが前医と同じ薬であれば,薬を塗る気も高まらないでしょう 72
かくが 核が残ったままの不完全な角層 23
かんせん 乾癬 乾癬は自己免疫による表皮の炎症性皮膚疾患です 74
重症の乾癬では治療のオプションが増える 76
がんめん 顔面は毛包が多いため経付属器経路によって薬物の吸収率が増します 33
けっかん 血管炎の場合は赤血球に加えて炎症を伴っているため,皮疹は少し隆起します 185
けっかん 血管の自己免疫疾患の代表例は結節性多発動脈炎(polyarteritis nodosa;PAN) 176
けっせつ 結節性紅斑 自己免疫の機序で脂肪組織の炎症が起こることもあります.代表的な疾患は結節性紅斑です 156
結節性紅斑の発症機序は不明ですが,扁桃炎などの上気道感染症の約2週間後に発症することが多い 174
げりとこ 下痢と高ビリルビン血症を伴う場合はGVHDの可能性 138
げんいん 原因がわからなくても症状さえコントロールできれば患者の満足は得られる 141
こうはん 紅斑 実臨床で出会う頻度が最も高い皮疹は紅斑です 6
紅斑は血流の増加による皮疹なので,圧迫すると血管がつぶれて色調が消えてしまいます 152
紅斑というカードでは鑑別診断が多すぎて使い物になりません 232
こうはん 紅斑以外の皮疹を途中から示すこともあります 128
さわって 触ってみると盛り上がっている 197
しっしん 湿疹 なぜ白癬の皮疹は湿疹に似ているのでしょうか 17
湿疹と白癬は見た目では区別できない場合が多い 17
【湿疹の定義】表皮の炎症 26
原因が明らかではない湿疹の多くは,刺激性皮膚炎の一種であると推測されています 30
湿疹病変であれば常に接触皮膚炎を疑って診療を行う 31
湿疹と見分けがつきづらいのは皮膚真菌症 38
赤みや痒みは比較的すぐによくなりますが,皮膚のゴワゴワ感は残っている(つまんでみると硬い)ことが多い 65
赤みや痒みがなくなっても,硬さがなくなるまで数日間は外用を続けたほうがよい 65
しっしん 湿疹病変の炎症細胞は最大2週間のステロイド外用で正常化する 62
しはんは 紫斑 紫斑は,皮膚の中で出血が起こっていることを表しています 183
しはんを 紫斑 紫斑をみた場合,まず確認するのは紫斑が隆起しているかどうかです 186
しんだん 診断的治療として抗真菌薬を使用して治らなかったとしても,湿疹なのか白癬なのかの判断はできない 46
しんぶの 深部の病変では急性関節炎に注意する必要があります 156
じんまし 蕁麻疹 蕁麻疹の皮疹は浮腫を伴い膨疹と呼ばれます 88
壽麻疹の個々の皮疹は通常は数時間,最長でも24時間以内に跡形を残さずに消退します 91
「朝は全身に出ていたのに……」と言われますが,この時点で診断確定です 92
蕁麻疹の原因はアレルギーだと思っている人は多いけど,必ずしもアレルギーというわけではない 99
すいほう 水疱ができる疾患の2×2マトリクス 231
せいじん 成人Still病 鑑別診断に成人Still病が出てきたら長期戦を覚悟する必要がある 135
成人Still病の皮疹って一過性のサーモンピンク疹ですよね.この症例は違うのではないでしょうか? 135
せいもう 生毛部に生じた白癬の皮疹はおおむね環状に拡大します 40
ぞうえい 造影検査が行われて5〜6日経過してから皮疹が出現することが多い 111
たけいま 多形慢性痒疹 140
ちゅうど 中毒疹のマネージメント 126
ちょうき 長期間改善しない中毒疹は悪性リンパ腫の可能性も考慮 137
ちょっか 直感(inspiration)は本能に基づく偶然のひらめき 208
ちょっか 直観(insight)は経験に基づく判断 209
ちょっか 直観的に帯状疱疹だとわかると思いますが,それでは診断力を鍛えることはできません 229
ていきつ 定期通院している患者では油断が生じる 41
とうにゅ 投入する硬貨の種類(原因)が違っていても,自動販売機(皮膚)からは同じペットボトル(皮疹)が出てくる 85
にっこう 日光角化症は長期にわたる紫外線曝露により誘発されるため,高齢者の露光部,特に顔面に好発 59
にゅうぼ 乳房外Paget病はアポクリン汗腺への分化を示す表皮内癌で,外陰部や肛門周囲に生じます 61
ばいどく 梅毒は感染していても症状がない時期があり(無症候梅毒),皮疹は数週間から数か月で自然消退します 130
はくせん 白癬 環状の皮疹(体部白癬) 40
白癬にステロイド外用薬を誤用していると,炎症が抑えられ症状が非典型的になります 41
はくだく 白濁した液体が貯留した皮疹があります.このような皮疹を膿疱と呼んでいます 226
はつねつ 発熱 発熱は重症薬疹の診断基準の1つとなるだけでなく,皮膚疾患の重症度の指標になる 128
皮膚感染症や自己免疫疾患は発熱しないことも多い 181
はやいし 「速い思考」と「遅い思考」 207
ひしんが 皮疹が湿疹なのか白癬なのかわからないとき,治療薬はステロイドを選択してください 10
ひしんの 皮疹の赤みは炎症に伴う真皮の血管の血流増加によります 47
ひしんを 皮疹を言葉で表し,それに基づいて疾患を分類することを記載皮膚科学と呼びます 224
ひょうざ 表在性感染症の代表的な疾患は伝染性膿痂疹です.「とびひ」とも呼ばれ 160
ひょうひ 表皮内癌を子宮頸癌と対比してみると直感的に理解しやすい 60
ひょうひ 表皮に病変がある 11
ひょうひ 表皮に病変がない 11
ひょうめ 表面 表面がザラザラしている紅斑は湿疹を考え,表面がツルツルしている紅斑は薬疹を考えます 8
皮疹の表面性状から病変の深さがわかり,深さから病因が推測できる 12
ひょうめ 表面がザラザラ 表面がザラザラしているとは「鱗屑がある」ということです 22
表面がザラザラした紅斑を診断するためのファーストステップは直接鏡検です 42
ひょうめ 表面がツルツル 紅斑の表面がツルツルしているのは,皮膚の外側(表皮)には病変がなく,内側(真皮)だけに病変があることを表しています 82
表面がツルツルの内因性の紅斑に対してまず中毒疹と暫定的に診断し,その後,原因がはっきりすれば薬疹や麻疹・風疹といったそれぞれの病名に変更されます 86
表面がツルツルの真皮の炎症だった紅斑が,表皮まで拡大した炎症によって皮膚表面の変化を起こした状態がTEN 115
表面がツルツルした紅斑の境界が不明瞭な場合は,皮下組織の病変を考える必要がある 151
紫斑も真皮の病変だから表面はツルツルしている 196
ほうかし 蜂窩織炎 脂肪組織の病変の原因として一番多いのは,細菌感染症(蜂窩織炎) 155
細菌が皮下組織に感染した場合が蜂窩織炎 161
蜂窩織炎で発熱を認める割合は23〜77%とされています 161
一般医の蜂窩織炎誤診率は28% 162
関節炎と蜂窩織炎を簡便に区別するポイントは,関節の可動時痛と可動域制限 163
蜂窩織炎患者の77%で侵入門戸が見つかる 164
難治性の蜂窩織炎は,超音波検査で静脈瘤の有無などを調べたほうがよいかも 172
多発する蜂窩織炎を疑う病変は,結節性紅斑を考える 174
まずひん まず頻度が高い①真菌症,②湿疹の鑑別を行い,真菌検査(直接鏡検)で真菌症を確実に除外する 20
やくしん 薬疹 過去1か月以内に開始した薬剤はすべてピックアップするのがよい 110
薬疹はありとあらゆる皮膚症状を起こすため,すべての皮疹に薬疹の可能性がある 94
薬剤に対する全身性の免疫応答で皮疹が生じる 108
薬剤投与から3日以内の発症は薬疹の可能性は低い 110
軽症では炎症が真皮に留まっていますが,重症になると表皮にまで炎症が波及しています 112
重症とは,発熱と粘膜病変を伴うかどうか 115
薬疹を疑ったときは,まず発熱と粘膜病変があるかどうかを確認します 115
ゆうどひ 尤度比 尤度比 237
尤度比の目安(検査前確率が10〜90%の場合) 238
視診の尤度比(皮膚真菌症の診断) 240
りんしょ 臨床症状から白癬は除外できると勝手に思い込み検査を怠る 41
るいてん 類天疱瘡 70歳代後半以上の高齢者に多く発症する水疱性類天疱瘡(類天疱瘡) 131
類天疱瘡の初期は紅斑が主体で中毒疹の症状を呈します 131
高齢者に発症した中毒疹は水疱がなくても類天疱瘡を疑う必要がある 131

著者プロフィール

市原 真(Shin Ichihara)
JA北海道厚生連 札幌厚生病院病理診断科 主任部長
twitter:
@Dr_yandel
略  歴:
2003年 北海道大学医学部卒業,2007年3月 北海道大学大学院医学研究科 分子細胞病理学博士課程修了・医学博士
所属学会:
日本病理学会(病理専門医,病理専門医研修指導医,学術評議員・社会への情報発信委員会委員),日本臨床細胞学会(細胞診専門医),日本臨床検査医学会(臨床検査管理医),日本超音波医学会(キャリア支援・ダイバーシティ推進委員会WG),日本デジタルパソロジー研究会(広報委員長)
本記事の関連書籍

誰も教えてくれなかった皮疹の診かた・考えかた

松田光弘/著