画像診断Q&A

レジデントノート 2014年7月号掲載
【問題】血痰・喘鳴・呼吸困難で搬送された80歳代男性

症例

症 例
:80歳代,男性
既往歴
:狭心症,肋膜炎
生活歴
:前喫煙者(40本×20年).飲酒歴なし
現病歴
:日常生活は自立している.X年2月上旬上気道炎症状あり,レボフロキサシンが処方された.その後も,咳,痰が続き,11日後の夜に,血痰,喘鳴,呼吸困難のため当院救急外来に搬送され緊急入院となった
身体所見
:意識清明,血圧160/94 mmHg,脈拍130/分,体温38.3℃
胸部;全肺でwheezeを聴取.心雑音なし
腹部;肝・腎・脾触知せず.表在リンパ節触れず.浮腫なし
検査所見
:WBC 22,670/µL(Mo 1.3%,Ly 6.7%,Ba 0.0%,Eo 0.0%,Neu 92.0%),Hb 14.1 g/dL,Plt 21.5万/µL,TP 6.6 g/dL,Alb 3.6 g/dL,AST 36 IU/L,ALT 35 IU/L,LDH 320 IU/L,UN 22 mg/dL,Cr 0.9 mg/dL,CRP 1.1 mg/dL,BNP 13.8 pg/mL
血液ガス分析(O2 5 L mask)
:pH 7.43,PaCO2 39.1 Torr,PaO2 94.7 Torr

Question

  1. Q1. 胸部単純X線写真(図1)の所見は?
  2. Q2. これから必要な検査は?
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