西川真子
研修医 臨くん
けんさん先生
凝固因子活性,凝固因子インヒビターはAPTTまたはPTを用いた凝固一段法で測定されることが多いんだ.凝固因子活性については,まず正常血漿をさまざまな割合に希釈した検体に,Ⅷ因子欠乏血漿を混ぜてAPTTを測定して検量線(図1)を作成する.その後,患者血漿とⅧ因子欠乏血漿を混ぜてAPTTを測定し検量線にあてはめると,患者血漿のⅧ因子活性がわかるんだ.これは,凝固因子欠乏検体のAPTTが欠乏した凝固因子活性に依存して延長することを利用しているんだね.