スマホで読める実験医学
550円

父親マウスの養育行動を引き出す神経回路の変化

Neural circuit modifications that facilitate parental behaviors in father mice
Inada K, et al:Neuron, 110:2009-2023.e5, 2022
稲田健吾,宮道和成
Kengo Inada/Kazunari Miyamichi:RIKEN Center for Biosystems Dynamics Research(理化学研究所生命機能科学研究センター)
10.18958/7131-00003-0000265-00

神経ホルモン物質オキシトシンは,これまで雌の養育行動を誘起することが知られていたが,雄における効果はわかっていなかった.今回われわれはオキシトシンが雄マウスの養育行動の発現に必須であること,そして父親マウスの脳では,オキシトシン神経細胞が興奮しやすくなるような神経回路変化が生じていることを見出した.

この記事は有料記事です

(残り約4,500文字)

  • 【スマホで読める実験医学】父親マウスの養育行動を引き出す神経回路の変化
    550円

関連書籍

実験医学2022年9月号 Vol.40 No.14

代謝調節の立役者 分岐鎖アミノ酸

骨・骨格筋・脂肪組織の恒常性、がん進展を司るエネルギー源・シグナル分子としての新機能

  • 伊藤貴浩/企画
  • 定価:2,200円(本体2,000円+税)