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【スマホで読める実験医学】老化骨髄におけるGPR183高発現・ミトコンドリア多量型造血幹細胞の自己複製能と生存優位性
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老化骨髄におけるGPR183高発現・ミトコンドリア多量型造血幹細胞の自己複製能と生存優位性
GPR183+, mitochondria-rich aged HSCs exhibit self-renewal and survival advantages in aged bone marrow
Totani H, et al：Nat Aging, 5：831-847, 2025
Haruhito Totani1）2）/Takayoshi Matsumura1）3）/Toshio Suda1）4）：Cancer Science Institute of Singapore（CSI），National University of Singapore（NUS）1）/Albert Einstein College of Medicine2）/Center for Molecular Medicine, Jichi Medical University3）/Peking Union Medical College4）〔シンガポール国立大学がん科学研究所（前職）1）/アルバート・アインシュタイン医科大学（現職）2）/自治医科大学分子病態治療研究センター（現職）3）/北京協和医学院（現職）4）〕
10.18958/7769-00003-0006095-00
老化は造血幹細胞（HSC）の機能を低下させ，HSC集団内の不均一性も大きくすることが知られている．われわれは，GPR183高発現を特徴とするミトコンドリア多量型HSCが，老化過程においても高い自己複製能を維持し，選択的な生存優位性をもつ細胞集団であることを明らかにし，老化骨髄に適応した幹細胞が存在することが示唆された．
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