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【スマホで読める実験医学】クオラムセンシングとインドール:耐性菌制御の新展開
550円
薬剤耐性(AMR)の蔓延は現代医療の重大な脅威であり,殺菌機序に依存しない新たな制御戦略が求められている.細菌はクオラムセンシング(QS)等のシグナル伝達を介して集団行動を制御し,薬剤耐性や病原性を高めている.われわれは,大腸菌等の定常期代謝産物であるインドールが,既存のオートインデューサーの枠組みを超えた生理的シグナルとして機能し,薬剤排出ポンプの活性化と薬剤流入の抑制を同時に駆動することで多層的な耐性を誘導することを見出した.さらに,医療用吸着剤AST-120によるシグナル遮断が耐性や病原性の抑制に有効であることを示唆した.本稿では,これらの最新知見と臨床応用への展望を概説する.
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