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緑膿菌クオラムセンシング:階層性から動的再編へ

Quorum sensing in Pseudomonas aeruginosa: From hierarchical organization to dynamic reorganization
10.18958/7997-00036-0006618-00
老沼研一
Ken-Ichi Oinuma:大阪公立大学大学院医学研究科

緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)は,免疫低下患者や嚢胞性線維症患者で難治性感染症を引き起こす重要な日和見病原菌であり,その病原性発現にはクオラムセンシング(QS)が中心的役割を果たす.本菌のQSはLas・Rhl・PQSの3系統からなる階層的ネットワークとして理解されてきたが,近年では慢性感染環境への適応に伴いこのネットワークが動的に再編されることも明らかになってきた.本稿ではこれらの知見を概説するとともに,QSを標的とする抗病原性療法の可能性と課題を論じる.

緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa),QSネットワーク再編,慢性感染,抗病原性療法

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