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クローン性造血が駆動する大動脈瘤:変異マクロファージの破骨細胞様分化を標的とした新規治療戦略の可能性

Tet2-driven clonal hematopoiesis drives aortic aneurysm via macrophage-to-osteoclast–like differentiation
Yonekawa J, et al:J Clin Invest, 136:e198708, 2026
米川 淳,由良義充,室原豊明
Jun Yonekawa/Yoshimitsu Yura/Toyoaki Murohara:Department of Cardiology, Nagoya University Graduate School of Medicine(名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学)
10.18958/8015-00003-0006652-00

大動脈瘤は加齢に伴う重篤な血管疾患だが,進行を抑える薬物治療はない.われわれは,加齢とともに血液細胞に体細胞変異クローンが拡大する「クローン性造血」が,その進展を駆動する病態因子であることを見出した.腹部大動脈瘤患者の約6割にクローン性造血を認め,保有者では動脈瘤の拡大が速かった.マウスではTet2変異マクロファージが破骨細胞様細胞へ分化し,細胞外マトリクスを分解して動脈瘤を悪化させた.この分化を担うRANK–RANKL経路の阻害は動脈瘤進展を抑制し,既存薬を用いた治療の可能性を示した.

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