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【スマホで読める実験医学】RAS-GDP/GTP阻害薬とPan-KRAS阻害薬
550円
KRAS G12C阻害薬の開発は,switch Ⅱポケットの発見後に急速に進展し,first-in-class薬であるソトラシブが臨床応用された.現在では,best-in-class薬の開発が活発に進められている.一方,システインに対する共有結合型薬剤の開発が可能であったKRAS G12C変異に対し,より高頻度に認められるKRAS G12D変異については,構造最適化を通じて非共有結合型薬剤の開発が可能となった.さらに,従来のGDP結合型KRASを標的とするRAS OFF状態阻害薬に加え,GTP結合型RASを抑制可能なRAS ON状態阻害薬,さらには複数の変異型KRASおよび野生型KRASを阻害可能なPan-KRAS阻害薬も登場している.本稿では,これらKRAS阻害薬の構造的特徴,標的とするRAS状態,変異選択性の違いを概説し,今後の研究および臨床開発における位置づけを整理する.
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