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Foxp3による制御性T細胞の機能分化:抗原認識と環境シグナルを統合し免疫寛容につなぐ

Foxp3 links antigen recognition and environmental signals to regulatory T cell specialization and immune tolerance
10.18958/7999-00001-0006665-00
村上龍一,堀 昌平
Ryuichi Murakami/Shohei Hori:東京大学大学院薬学系研究科免疫・微生物学教室

免疫抑制を担う制御性T細胞(Treg)は,末梢において,T細胞受容体(TCR)を介した抗原認識や周囲の環境からのシグナルに応じて,活性化し高い免疫抑制能を獲得する.では,Tregはこれらのシグナルをどのように統合し,免疫抑制機能へと変換するのか? 近年,われわれは,Tregのマスター転写因子Foxp3がこれらのシグナルによって活性化される転写因子群と協調し,Tregに特徴的なエピゲノムと遺伝子発現プログラムを規定することを明らかにしてきた.すなわち,Foxp3はTregにおいて抗原認識と環境シグナルを統合し,それらを免疫抑制機能へと変換する中核因子と考えられる.

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