スマホで読める実験医学
550円

酸素欠乏によるミトコンドリアタンパク質のリプログラミング

Lipid signalling drives proteolytic rewiring of mitochondria by YME1L
MacVicar T, Ohba Y, et al:Nature, 575:361-365, 2019
大場陽介
Yohsuke Ohba:Max Planck Institute for Biology of Ageing(マックスプランク老化生物学研究所)
10.18958/6571-00003-0000905-00

環境変化に対して,細胞は生存のためにミトコンドリアのエネルギー代謝を迅速に変化させる必要がある.今回われわれは,低酸素や栄養飢餓環境において,プロテアーゼYME1Lがミトコンドリアタンパク質をリプログラミングし,環境変化に適応していること,そして,このリプログラミングが膵臓がんの増殖にも寄与することを明らかにした.

この記事は有料記事です

(残り約5,300文字)

  • 【スマホで読める実験医学】酸素欠乏によるミトコンドリアタンパク質のリプログラミング
    550円

関連書籍

実験医学2020年4月号 Vol.38 No.6

DOHaD—われわれの健康と疾患リスクは胎生期・発達期の環境でどこまで決まるのか?

  • 小川佳宏,伊東宏晃/企画
  • 定価:2,200円(本体2,000円+税)