【速報】平成25年度の科研費公募要領発表:主な改正点は3つ(2012.09.06 掲載)

「速報」では常に変更している科研費の制度に関して,本書の内容から更新された情報を児島先生に随時紹介していただきます.

【速報】平成25年度の科研費公募要領発表:主な改正点は3つ(2012.09.06 掲載)

今年度も9月1日付けで平成25年度の科研費応募が開始された.毎年のことだが,11月9日(金曜日)の締切(もちろん実際には研究機関での締切は10月下旬)まで,申請書作成の悩ましい日々が始まった.

本年度改正された主な点を紹介していくと.

1.「系・分野・分科・細目表」が平成15年度以来の大幅な改正になった
ざっと見た限り,生物系での分科再編が多いようだ.採択への第一歩は,研究内容に適した分野に応募することであることをお忘れなく.
2.新学術領域研究の公募研究への応募・受給が2件になった
これまでは1件しか応募できなかったが,これが2件に増えた.新学術領域研究は,基盤研究や若手研究と重複して応募できるので,適した領域があれば積極的に応募することをお勧めする.
3.若手研究(B)の審査希望分野として2つの細目が選定可能になった
例えば,摂食調節ホルモンの研究を行っている場合,ホルモンを重視して「内分泌学」か,あるいはメタボリックシンドロームとの関連で「代謝学」にするか,悩ましいときでも,両方の細目を選定できるのだ.
この場合の審査過程だが,これまでの「1つ」の細目選定と同じく,2段階の審査が行われる.第1段の書類審査では,選定した2細目ごとで審査が行われる. 第2段審査では,新たに「2つの」細目を選定した研究計画のみを審査する委員会が設けられ,「1つ」の細目選定を選んだものとは別の審査が行われる.審査 の詳細は10月上旬頃に公表される予定であるが,どのような審査過程になるのか興味深い.

このホームページをご覧になっている方は,ぜひとも頑張って来年度の科研費を獲得して欲しい.

参考情報

本書関連項目

  • 1章-5.申請から採択まで(P25)
  • 2章 科研費応募の戦略(P46)

2015-16対応の改訂最新版!「研究目的」「学振」を大きく加筆!

科研費獲得の方法とコツ 改訂第4版

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児島将康/著

定価 3,800円+税, 2015年8月発行

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プロフィール

小島先生 写真
児島 将康(Masayasu Kojima)
’88年,宮崎医科大学大学院博士課程修了(医学博士).日本学術振興会特別研究員を経て,’93年,国立循環器病センター研究所生化学部室員,’95年より同室長.’01年より久留米大学分子生命科学研究所遺伝情報研究部門教授.研究テーマと抱負:研究テーマは生理活性ペプチドの探索と機能解明.グレリンを中心とした摂食・代謝調節の研究.残り少なくなった未知の生理活性ペプチドを1つでも発見して,グレリンのときのような興奮を味わいたい.
趣味:クラシック音楽.最近のお気に入りはHugo Wolf の歌曲.
座右の銘:師匠の松尾先生から受け継いだ言葉“Hitch your wagon to a Star!”高い望みを抱き,理想に燃えよ!
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