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トピックス

低温電子顕微鏡と擬似原子モデルが解く転写開始の未解決問題

埼玉医科大学ゲノム医学研究センター 黒川理樹

核生物の転写機構は教科書にも掲載され,すでに解明されたものと思われがちだが,実は未解明な問題が少なくない.今回,構造学的アプローチを活用するNogalesグループが,ヒトの転写開始の精密な動態を明らかにした(He, Y. et al.:Nature, 495:481-486, 2013).Heらは,低温電子顕微鏡(低温電顕)観察とX線構造解析を組み合わせて,擬似原子モデルを作成し,基本転写因子の動きを解析した.低温電顕は観察時の電子線損傷が

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実験医学 実験医学 2013年7月号 Vol.31 No.11
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和氣弘明/企画
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