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トピックス

遺伝子の転写にはトポイソメラーゼ1によるDNAねじれの解消が必要だった

埼玉医科大学ゲノム医学研究センター 黒川理樹

RNAポリメラーゼⅡ(RNA polymerase Ⅱ:Pol Ⅱ)は,真核生物遺伝子の転写を進める主要な酵素複合体である.これまでの転写研究は,PolⅡに関連するTFⅡBやTFⅡDなどの基本転写因子による,転写開始前複合体(preinitiation complex:PIC)の形成から,転写開始・伸長などの過程が注目されてきた.今回,DNAトポイソメラーゼ(topoisomerase1:TOP1)によるDNAねじれの解消が転写の進行に重要であることが示され,新たな視点が提示された(Baranello L, et al:Cell, 165:357-371, 2016).

転写開始に伴い,転写開始点(TSS)近傍にはDNAのねじれ(supercoiling,超らせん)が生じる.DNAらせんと逆向きの負の超らせんは,二重らせんを緩め転写開始を促進するが,正の超らせんは,転写の開始・伸長を阻害する.筆者らは,

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2016年7月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2016年7月号 Vol.34 No.11
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林 康紀/企画/企画

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