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トピックス

「記憶素子」プリオンがいっぱい

東京工業大学科学技術創成研究院 田口英樹

ンパク質性の感染因子と定義されるプリオンは,もともとは羊のスクレイピーや狂牛病など哺乳類の伝達性海綿状脳症の研究から概念が確立したあと,1990年代半ばになって出芽酵母にもその概念が広まった.最近では,アルツハイマー病などを含む多くのアミロイドーシスにおいてもプリオン的な伝播が起こっていることが受け入れられている.これまで同定されているプリオンの構造上の特徴は哺乳類,酵母のどちらもアミロイド性のタンパク質凝集体である.

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2016年12月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2016年12月号 Vol.34 No.19
coding RNAルネッサンス
RNA暗号を読み、スプライシング機構を知り、疾患治療に迫る!

片岡直行,前田 明/企画
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