※本書の正誤表はこちらをご参照下さい.
なぜ,あなたの実験はうまくいかないのか・・・.実験法の原理がわかれば実験のコツがわかる!バイオ実験ってこういうものなんだ!と納得の,目からウロコの入門書!
この本であなたも科学者一人前!
『現在,バイオ実験用に多数のキットが氾濫していて,便利な時代である.しかし問題は,新人の大学院生が実験の原理を知らずにキットを使って実験を行い,よい結果が出ない時にその原因を探ることができず,考えて解決する能力が衰えていることである.キットを使わない場合も,プロトコールに頼り切り自分で考えない若い人が増えたような気がするのは,私だけではあるまい.このままでは,便利さに負けて日本のサイエンスは衰退するのではないかと心配するほどである.
著者の大藤道衛氏は,「バイオ実験超基本Q&A」など数冊の実験書のベストセラーをすでに出しており,図を多く使ったわかりやすい記述には定評がある.ご自身も実験方法の開発に並々ならぬ情熱を注いでおり,実験法について英語での原著論文も多数発表している.本書は,それらの実験書執筆の経験と研究成果をもとに数年の準備期間を経て,実験と原理を結びつけて書かれた,経験豊富な著者による自信作である.一例をあげると,DNAミDNAハイブリダイゼーションとウエスタンブロッティングというと,DNAとタンパク質なので,全く違う実験と考える人も多いと思うが,著者によれば「生体内で起こっている特異的な結合」という観点から共通点が見出される.言われてみればなるほどと納得できる.同様に,「生体高分子と低分子化合物との反応」という観点から,核酸の標識やタンパク質の染色が同じ土俵で論じられる.実にユニークである.しかし,ユニークなだけでなく,このように原理から実験を考えていくと,非常にわかりやすいことに気が付く.そこが著者の狙い目であり,その試みは見事に成功している.
キットばかり使い,考えない習慣がつくのが不安な大学院生諸君よ,是非この本を読んで実験にはいかに原理が大事かを理解して欲しい.「原理の本」というと,すぐには役に立たないのではないかと危惧する人もいるかもしれない.しかしである.「急がば回れ」のことわざのように,基礎がしっかりしている人は長い研究者人生での伸びがよい.また,多くの「解説」や「コラム」もついているので,助手クラスやシニアの先生方にも,なるほどと目から鱗の情報が満載で,きっと役に立つはずである.この本が多くの方に読まれて,日本のサイエンスのさらなる飛躍に役立つことを願う次第である.』東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子腫瘍医学 湯浅保仁
本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます.店頭にて見当たらない場合は,下記情報を書店にお伝え下さい.
お近くに取扱書店が無い場合,特に海外でご覧になりたい場合,羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので,下記ご参照のうえ,注文をご検討ください.
本書を羊土社HPにてご購入いただきますと,本体価格に加えて,送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります.お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください.
※この表は本書のみご購入いただいた場合の費用をまとめたものです.他の書籍を同時に購入する場合はお申し込み金額や重量により費用が異なってまいりますのでご注意ください.