総合診療はおもしろい!

日英若手家庭医のコラボレーションに向けて
阿部計大(日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会 副代表)

2015年6月13日から14日につくば国際会議場にて第6回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会が行われた.日本プライマリ・ケア連合学会の支援のもとに英国から若手家庭医が参加し,ともにセッションを行い多くの刺激を受けた.

日英で若手家庭医同士のコラボレーションの可能性を検討

6月14日に行われた若手医師部会総会には日本の若手家庭医約100名と英国若手家庭医4名が参加した.その中で国際交流チームでは約30分間のグループセッションを行い,どのようなコラボレーションが可能かを模索した.

若手医師部会総会にて.

多くの素晴らしいアイデアが挙がったが,下記の2つにまとめてみる.

① 世界中の若手家庭医とコミュニケーションを密に取ろう!

グローバリゼーションの流れの中で世界中の若手家庭医と交流したいというアイデアが多く挙がった.特に各国の若手家庭医が行っている仕事内容や労働環境,教育体制,医療システム,プライベートな生活状況に至るまで,互いの情報を共有したいという希望が多かった.インターネット等で手軽に世界中の情報が手に入る時代にはなったが,やはり実際に会って話すことで得られる情報は何にも代え難いものである.日本の中からでは気がつかないことが海外のフィルタを通すことで見えてくるのである.

② 国際学会発表や留学準備を励まし合いながら行おう!

独りで国際学会等に参加して研究発表することや臨床や研究のために海外に留学することは依然として勇気とエネルギーが必要なことである.そこで,同世代の同じ志をもった家庭医で共闘していきたいという希望が聴かれた.留学には英語力をはじめとして履歴書やMotivation Letter(志望動機を記す書類)の書き方,試験対策など多くの準備やノウハウが必要であり,忙しい若手医師は途中で挫折してしまうことも多い.情報共有の場をつくって互いに励まし合いながら目標を実現できればよいと考えた.

懇親会こそがチャンス!

夜には日英若手家庭医が入り混じって懇親会を行った.普段は恥ずかしくて英語で話せなくてもアルコールの力を借りながら会話が弾んだ.このような非公式な場こそ新しいアイデアが形になったり,友人になれるチャンスが転がっているのは,世界共通である.懇親会後には日英の家庭医が肩を組んでダンスへ向かうほど仲良くなっていた.

まずは気軽にできる国際交流から開始

国際交流チームではFacebookグループを作成し,まずは日英のメンバーで継続的にコラボレーションの相談を進めている.これからも若手医師部会 国際交流チームは日本中の若手ジェネラリストに国際的な活動ができるプラットフォームが提供できるよう活動を続けていく.若手医師部会の活動に興味がある方は http://www.primary-care.or.jp/resident/wakate01.html まで.

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仲里信彦/編
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