バイオテクノロジージャーナルオブジェ
トップページバックナンバー本誌の特徴書籍購入について
メニュー区切り
トップページ > 本誌のご案内 > 2006年5-6月号 > サイエンス・トピックス
最新号(4月20日発行)
2006年5-6月号
(Vol.6 No.3)
定価 2,625円(税込)
バイテクノロジージャーナル最新号詳細

 お買い物カゴ


目次
■ ニュース
サイエンス・トピックス
■ 実験技術
■ 研究戦略
■ 製品紹介
■ コラム&レポート
■ 製品・サービス情報

サイエンス・トピックス

[遺伝子工学]1000ドルゲノム解析レースの本命サラブレッド
 養王田 正文
Nature Biotechnology誌が2005年の11月号に1,000ドルゲノム解析をめざす技術や装置に関する記事を掲載した.そこで最も有望な技術として紹介されたのは,以前紹介した454 Life Sciences社が開発したPicotiter plateとPyrosequenceを用いた技術である(バイオテクノロジージャーナル2005年11-12月号).すでに,Roche社により商品化され学会の展示会などで紹介されているので,ご覧になった方も多いと思う.この装置と並んで紹介されたのが,ハーバード大学のGeorge M. Churchらが開発したPolony シークエンス法である.Church氏はこの記事が不満だったらしく,2006年の2月号でその記事の間違いを指摘している.彼らは,454 Life Sciences社のシークエンサーがSanger法よりもコストが1/100であるというのは間違いであり,同程度の精度でのシークエンスではほとんど差がないと主張している.一方,彼らのPolonyシークエンス法では,コストが1kb当たり0.08$であり,1/10倍程のコストダウンに成功していると書いている.
[バイオインフォマティクス]切手収集でエーンデすか
 有田正規
バイオインフォマティクス(BI)が始まって20年,ヒトゲノム読了から5年が経った.この間,BIはおそろしく幅広く,かつ曖昧な学問へと発展した.
(中略)
2006年5月に開催される日本質量分析学会の総合討論会プログラムを見ると,プロテオミクス,メタボロミクスという言葉のほかにも,生物学に関連したトピックがずらりと並んでいる.「質量分析用語」と題されたオントロジーのワークショップまである.これらの研究はそのままBIと言っても通用しそうである.
[ナノテクノロジー]金属錯体固定化表面を利用したDNAのパターニング
 村上義彦
DNAを微細加工基板上に精密に配置することができれば,配線としての魅力が最大限に発揮される.つまり,ある特定の端子間をDNAで「橋かけ」することによって,ナノ配線(ワイヤー)としての役割を与えることが可能となる.ここで必要となるのが,DNAのパターニング技術である.例えば,DNAインターカレーターを側鎖にもつ錯体を基板上に配列させ,DNAを含む溶液を滴下すると,DNAを錯体同士に橋かけさせることができる.これは錯体を「立体方向性をもって(この場合は,基板に対して直立させて)並べる」技術があってこそ成功したと言える.また,さまざまな分子を結合させたDNAを用いれば,機能性分子がパターニングされた基板も比較的容易に作製できるであろう.

(C) YODOSHA CO., LTD. All Rights Reserved.
羊土社ホームページへ