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ピロリ菌感染が引き起こす胃上皮幹細胞ニッチにおける平面内細胞極性の脱制御

Disruption of planar cell polarity in the gastric epithelial stem cell-niche by Helicobacter pylori infection
Takahashi-Kanemitsu A, Lu M, et al:Sci Signal, 16:eabp9020, 2023
金光昌史
Atsushi Takahashi-Kanemitsu:Department of Biochemistry and Systems Biomedicine, Juntendo University Graduate School of Medicine /previous address:Division of Microbiology, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo(順天堂大学大学院医学研究科生化学・生体システム医科学/前所属:東京大学大学院医学系研究科微生物学)
10.18958/7405-00003-0001126-00

ピロリ菌が有するがんタンパク質CagAは胃発がんに中心的な役割を担う.本研究では,CagAを異所性発現したアフリカツメガエル胚の異常形質を手がかりに,CagAがPCP(平面内細胞極性)シグナルを脱制御することを発見した.マウス胃粘膜にCagAを発現すると,幽門腺の上皮幹細胞ニッチにおいてPCP主要分子が機能阻害され,上皮細胞の過増殖と分化抑制が惹起されることを明らかにした.

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