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【スマホで読める実験医学】T細胞の若返りによる老化制御
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免疫機能の低下を特徴とする免疫老化は個体の老化や組織の機能不全を引き起こすことが示されている.免疫老化の主体は寿命が長い記憶リンパ球(T細胞とB細胞)と考えられている.特にキラーT細胞においてはPD-1をはじめとする免疫チェックポイント分子とよばれる抑制性受容体の発現が機能不全を引き起こす.これらの抑制分子の発現はNR4aとよばれる核内受容体によって制御されている.NR4aを阻害することで疲弊化したT細胞を若い記憶細胞に転換できる可能性が示されている.
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