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老化プロテオームと加齢性転写後調節異常の包括的評価

An atlas of the aging mouse proteome reveals the features of age-related post-transcriptional dysregulation
Takasugi M, et al:Nat Commun, 15:8520, 2024
高杉征樹
Masaki Takasugi:Department of Pathophysiology, Osaka Metropolitan University Graduate School of Medicine(大阪公立大学大学院医学研究科病態生理学)
10.18958/7683-00003-0001861-00

本研究ではマウスの主要8組織の遺伝子発現パターンの加齢変化を同じ検体を用いてタンパク質レベルとmRNAレベルの双方で評価し,老化プロテオームアトラス(https://aging-proteomics.info/)を構築するとともに加齢性転写後調節異常の全体像を明らかにし,その主要な帰結として細胞外マトリクスタンパク質が蓄積し,ミトコンドリアの電子伝達系タンパク質が減少することを見出した.

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