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山奥での至れり尽せり強化合宿:Gordon Research Conference:Mechanisms of Membrane Transport

加藤英明(東京大学先端科学技術研究センター)
10.18958/7801-00011-0006153-00

会の概要・背景

Gordon Research Conferenceと言えば,Keystone SymposiaやCold Spring Harbor Laboratory Meetingと並び有名な国際学会であるからして,ご存知の読者も多いであろう.もう少し正確な説明をすると,Gordon Research Conferenceとは1931年に設立されたNPOの名前でもあり,毎年テーマの異なる400近い数のGordon Research Conference(GRC)とGordon Research Seminar(GRS)を主催している.

その多くは2日程度のGRSと1週間程度のGRCがセットになっており,GRSはより若手向け,GRCはよりシニア向けである.テーマの内容は分子生物学,神経科学,農学,生命工学系など多岐にわたり,筆者が今回参加した「Mechanisms of Membrane Transport」は2年に1回定期的に行われており,膜輸送体,特にトランスポーターとイオンチャネルに力点が置かれている.GRCに最後に参加したのは筆者が大学院生のときであったが,今回はオーガナイザーの先生から招待いただいたこともあり,実に10年以上ぶりに参加することとなった.

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