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【スマホで読める実験医学】中国で見た,幹細胞研究の今とこれから
550円
慶應義塾大学では,坂口記念講座という有期の講座でありましたが,13年務めたこともあって,一人前に「最終講義」をする機会にも恵まれました.「最終講義」というと,自分の学問の集大成という気分もあり,今でも,そのスライドは保存しています.そこでは,熊本大学時代以来の造血幹細胞に関する研究史と現在進行形の研究を述べ,最後には,慶應で,関与した若手育成の「咸臨丸プロジェクト」と国際交流についても言及しました.話しながら,いずれも「終わっていない」という感じが強くしたものです.このたび,実験医学編集部から,「最終講義のその先」というタイトルを与えられましたので,本稿で,未完成の部分を多少なりとも埋め合わせできたらと,執筆しています.
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