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p53下流で働くアポトーシス経路を標的とした創薬

Targeting p53 downstream apoptotic pathways for cancer therapy
10.18958/8015-00001-0006636-00
上野康大,鈴木蒼由,大木理恵子
Kodai Ueno/Aoi Suzuki/Rieko Ohki:国立がん研究センター研究所基礎腫瘍学ユニット

がん抑制遺伝子TP53p53)は転写活性化因子p53をコードしており,多数のp53標的遺伝子の発現を誘導することで,がん化を抑制している.近年,これらのp53標的遺伝子のうち,アポトーシス誘導にかかわる因子を標的とした抗がん剤開発が大きく進展している.この戦略の最大の利点は,p53そのものではなく,p53下流のアポトーシス経路を活性化する点にある.ヒトがんの約半数ではp53遺伝子に変異や欠失が認められるが,この治療法はそのような腫瘍にも有効性が期待でき,幅広いがん種に適用可能な,汎用性の高い治療法となる可能性を有する.

内因性/外因性アポトーシス,PUMA,BH3模倣薬,DR5,Reprimo

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