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TP53-CHIPの臨床的意義とリスク低減への展望

Clinical significance of TP53-CHIP and its implications for risk reduction
10.18958/8015-00001-0006638-00
碓井喜明
Yoshiaki Usui:国立がん研究センター研究所システム疫学分野

TP53はヒトがんで最も高頻度に異常が認められるがん抑制遺伝子であるが,その変異を直接標的としたアプローチは長らく困難と考えられてきた.近年,TP53変異を伴うクローン性造血(TP53-CHIP)に関する大規模ゲノム解析により,各種環境因子との関連,ならびに造血器腫瘍を含む多様な疾患との関連が明らかとなっている.さらに,TP53-CHIPの臨床的影響は環境因子や炎症関連経路によって修飾される可能性が示されており,体細胞変異そのものではなく,その影響を規定する因子へのアプローチという新たなリスク低減につながりうる可能性がある.

クローン性造血,遺伝的素因,環境因子,交互作用

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