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細胞は浸透圧ストレスを液-液相分離によって細胞内部で感知する

Cells sense osmotic stress from the inside through liquid–liquid phase separation
Watanabe K, et al:Nat Commun, 12:1353, 2021
渡邊謙吾,名黒 功,一條秀憲
Kengo Watanabe1)2)/Isao Naguro1)/Hidenori Ichijo1):Laboratory of Cell Signaling, Graduate School of Pharmaceutical Sciences, The University of Tokyo1)/The Hood–Price Lab for Systems Biomedicine, Institute for Systems Biology2)(東京大学大学院薬学系研究科細胞情報学教室1)/システムバイオロジー研究所システム生物医学Hood–Price研究室2)
10.18958/6845-00003-0000766-00

細胞は内外の浸透圧差による浸透圧ストレスに常に曝されている.近年は細胞外環境と接する細胞膜における変化を介して物理的実体のない浸透圧変化を感知する機構が着目され,細胞内変化の感知機構は軽視されていた.今回われわれは,細胞が液-液相分離を引き金として浸透圧ストレスを細胞内部で感知していることを解明した.

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