実験医学では2011年4月号から前編・後編の2回にわたって,特別記事「座談会ー独立奮闘記 in Boston」を掲載しています.昨年10月に米国ボストンにおいて独立してラボを運営する5名の日本人研究者にお集りいただき,約3時間にわたって留学から独立,今後のキャリアプランまで議論いただきました.本コーナーでは4月号・5月号掲載の座談会記事をダイジェストでご紹介します.(編集部)
【参加者(敬称略)】 浦野文彦(University of Massachusetts Medical School),荒井 健(Massachusetts General Hospital/HMS),羽田明子(Tufts University School of Medicine),金木正夫(Massachusetts General Hospital/HMS),小林弘一(Dana-Farber Cancer Institute/HMS)
海外に留学する日本人が減っている─サイエンスの世界もますますグローバル化する中で,そのような報道を耳にするようになりました.その是非はともかく,景気の低迷,科学研究費の事業仕分け,ポスドク余りの問題など,研究者を取り巻く環境が大きく変化しつつあり,将来を担う大学院生や若い研究者のキャリアの選択に影響を与えているのは事実です.
この座談会では,米国ボストンでラボを主催して活動する,私を含めて5名の研究者にお集りいただき,米国でアカデミックな科学者として『サバイバル』することについて,自らのご経験をもとに闊達に議論いただきました.米国で博士課程を過ごされた方,MD取得後渡米された方,大手企業を辞めてまで留学された方など,キャリアパスと目標はさまざまです.あくまで一例ではありますが,私たちの奮闘の姿を通して,医学・生命科学研究者を目指す若い研究者へのメッセージをお伝えすることができれば幸いです.(司会進行・浦野文彦)
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↓WashUでのポスドク座談会(2010年3月号,4月号掲載)はこちらをご覧ください↓