細胞外小胞
さいぼうがいしょうほう
ほとんどの細胞から分泌される,脂質二重膜で囲まれた小胞.タンパク質,脂質,核酸などの生体分子を内包し,細胞間コミュニケーションを担う.主にエクソソーム,マイクロベシクル,アポトーシス小体に分類され,それぞれ産生機構やサイズが異なる.(実験医学増刊4220より)

細胞老化―真の機能を深く理解する
疾患予防・治療に向けてセノリティクスの本質的な課題に挑む
細胞外小胞は,細胞から放出される核をもたない(複製できない)脂質二重膜で囲まれた粒子であり,エクソソーム,マイクロベシクル,アポトーシス小胞等に分類される.細胞外に老廃物を排出する機構として考えられていたが,細胞間伝達物質としてさまざまな生体機能を有することが判明している.変異mtDNAもEVによって細胞間を移動する.(実験医学増刊415より)

ミトコンドリア 疾患治療の新時代
オルガネラ動態を紐解き異常ミトコンドリアの標的分子を狙う!
がん細胞を含むほとんどの細胞から分泌される直径50〜150 nm程度の膜小胞で,さまざまなタンパク質や脂質,RNAが含まれており,離れた細胞や組織に情報を伝達する役割を担っている.(実験医学増刊3912より)

がん微小環境に1細胞レベルで挑む
技術革新で見えてきた腫瘍内の細胞と免疫応答の多様性、がん悪性化・治療抵抗性の鍵
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです










