News & Hot Paper Digest
  • [SHARE]
  • Send to Facebook
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トピックス

巻き込まれ欠損によって出現した“アキレス腱”は新たな治療標的になる?

金沢大学がん進展制御研究所 河野 晋

9番染色体q21にコードされているCDKN2A(p16)は,神経膠芽腫やすい臓がんなどの多くの固形がんにおいて,最も高頻度にホモ欠損するがん抑制遺伝子である.CDKN2Aの近傍には,メチルチオアデノシンホスホリラーゼ(MTAP)がコードされているため,このMTAPも同時に「巻き込まれて」ホモ欠損することが古くから報告されていた.MTAPは,メチオニン代謝物であるS-アデノシルメチオニン(SAM)がポリアミン合成に利用される際に産生されるメチルチオアデノシン(MTA)の分解によるメチオニンサルベージ経路を担う.一方で,SAMは,生体内のメチル化反応に利用された後,ホモシステインに代謝され,葉酸代謝から供与されるメチル基が付与されてメチオニンに再びリサイクルされる(メチオニン回路).

.....

本コンテンツの続きをご覧いただくためには「羊土社会員」のご登録が必要です.

2016年10月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2016年10月号 Vol.34 No.16
ゲノムデータをどう扱えば、医学と医療は変わるのか
遺伝統計学の力と創薬・個別化医療

岡田随象/企画

新刊・近刊  一覧

総力戦で挑む老化・寿命研究
あなたのラボにAI(人工知能)×ロボットがやってくる
ラボ必携 フローサイトメトリーQ&A
はじめの一歩の病理学 第2版
ヒト疾患のデータベースとバイオバンク
The オートファジー 研究者たちの集大成が見える最新ビジュアルテキスト
科研費獲得の方法とコツ 改訂第5版
脳神経ペディア 「解剖」と「機能」が見える・つながる事典
認知症 発症前治療のために解明すべき分子病態は何か?
実験医学増刊 Vol.35 No.10 がん代謝 ワールブルグを超えて全容解明に挑む
エピジェネティクス実験スタンダード
遺伝医学
実験医学増刊 Vol.35 No.7 生体バリア 粘膜や皮膚を舞台とした健康と疾患のダイナミクス
行動しながら考えよう 研究者の問題解決術
Rとグラフで実感する生命科学のための統計入門
実験医学 電子バックナンバー発売中
羊土社の電子書籍

用語解説

バイオキーワード集 新着 (10/10更新)

プライマリケアと救急を中心とした総合誌 レジデントノート
Gノート