News & Hot Paper Digest
  • [SHARE]
  • Send to Facebook
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トピックス

細胞の中で紡錘体に働いている力を直接測定する

国立遺伝学研究所 木村 暁

きている細胞の中では,核などのオルガネラがダイナミックに配置を変えて,適切な細胞機能の遂行を可能にしている.細胞内での配置が特に重要な構造物に紡錘体がある.紡錘体は細胞分裂時に染色体を分配する巨大な分子複合体である.紡錘体は細胞分裂の位置も決定しており,一般的な細胞では紡錘体が細胞の中央に配置する(中央化)ことによって均等な大きさの2個の娘細胞が形成される.一方,紡錘体が中央からずれた位置に配置した場合は,サイズが非対称な姉妹細胞が形成される.このような紡錘体の細胞内配置の原動力を知ることは重要であるが,細胞内での力の測定は困難である.本論文で .....

本コンテンツの続きをご覧いただくためには「羊土社会員」のご登録が必要です.

2016年11月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2016年11月号 Vol.34 No.18
見えてきた予防・根治の可能性 アレルギー新時代
IgE発見から50年を迎えて

中尾篤人/企画
サイドメニュー開く