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トピックス

ミトコンドリアを介した抗腫瘍免疫の制御

京都大学大学院医学研究科免疫ゲノム医学 茶本健司

PD-1抗体をはじめとする免疫チェックポイント阻害剤が抗腫瘍効果を劇的に改善し,がん免疫治療が世界的に注目されている.PD-1等の免疫チェックポイントは,慢性的にT cell receptor(TCR)シグナルを受け疲弊したT細胞上に主に発現されており,TCRシグナルを抑制することで過剰な活性化によるアポトーシスを回避させる.ナイーブT細胞からエフェクターT細胞,メモリーT細胞への分化段階には疲弊状態が深くかかわっており,

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2016年11月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2016年11月号 Vol.34 No.18
見えてきた予防・根治の可能性 アレルギー新時代
IgE発見から50年を迎えて

中尾篤人/企画
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