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再生医療とリハビリテーションの融合

京都大学大学院医学研究科 青山朋樹

ハビリテーション(rehabilitation)の語源は「re=再び,habilitus=適応,ation=すること」で「再び能力をもたせる,再び環境に適応できるようにする」といった意味をもつ.言葉だけを見ても再生医療(regenerative medicine)と似ており,同様の目的を有しているのがわかる.しかしながら,これまでリハビリテーションが対象にしていたのは,社会,人間個体,臓器といった階層であり,再生医療が対象にしてきた分子,細胞,組織といった階層とは交わらないものであった.しかしながら再生医療の臨床応用が進み,またリハビリテーションの効果が分子レベル,細胞レベルで示されるのにしたがって,両者はいよいよ交わることとなった.さらに,再生医療とリハビリテーションを併用することによるシナジー効果が示されるに至り,regenerative rehabilitation(再生リハビリテーション)といった概念も生まれ,再生医療とリハビリテーションの新たな融合が示されるようになった(Rando TA & Ambrosio F:Cell Stem Cell, 22:608, 2018).

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2019年8月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2019年8月号 Vol.37 No.13
最も修復しにくい臓器 中枢神経を再生せよ!
炎症・グリア・臓器の連環が織りなすメカニズムから機能回復に挑む

山下俊英/企画
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