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lncRNA Noradの個体レベルでの生理機能

北海道大学 中川真一

トやマウスなどの高等真核生物のゲノムからは多数の長鎖ノンコーディングRNA (lncRNA)が転写されており,エピゲノム制御や核内構造体の液-液相分離の制御などさまざまな細胞内プロセスを制御している.しかしながら,個体レベルで生理機能が検証された例というのは,じつはそれほど多くはない.今回,テキサス大学のメンデル博士らは,Noradのノックアウト(KO)マウスではゲノム不安定性やミトコンドリアの機能低下がみられ,早老の表現型を示すことを明らかにした

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2019年8月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2019年8月号 Vol.37 No.13
最も修復しにくい臓器 中枢神経を再生せよ!
炎症・グリア・臓器の連環が織りなすメカニズムから機能回復に挑む

山下俊英/企画
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