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RNAとDNAは同時に誕生した?―生命の起源における核酸出現の謎に迫る

東京工業大学地球生命研究所 ファーストロジック・アストロバイオロジー寄付プログラム 藤島皓介

球に存在する生命がもつ特徴の代表例として,遺伝情報の格納と伝播(垂直および水平伝播)があげられる.生命が共通して利用する主な遺伝情報物質はデオキシリボ核酸(DNA)である.リボ核酸(RNA)は遺伝情報を媒介する物質として遺伝情報の転写と翻訳にかかわっている.そのRNAの多機能性から「RNAワールド仮説※1」は,生命の起源に関連したさまざまな説のなかでも広く支持されている仮説の一つである.また近年は,初期地球にはすでに多様な有機分子が存在していたという観点から「DNA-RNAワールド仮説※2」も注目されている.一方で,いずれの仮説も核酸のような複製可能で複雑な有機化合物がどのように地球で安定的に合成されるようになったのか? という問題が常につきまとう.

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2020年10月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2020年10月号 Vol.38 No.16
骨格筋の維持機構を暴き、サルコペニアに挑む!

上住聡芳/企画
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