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パーキンソン病のリスクを早期発見可能な新しいバイオマーカー

中国康復大学・東京工業大学 董 金華/東京工業大学 上田 宏

まで,パーキンソン病の診断は主に患者に出現した肢体の振戦(震え)などの運動症状に依存していたが,運動症状が出現したときには,症状はかなり進展しており,大脳黒質の中にあるドーパミン作動性ニューロンの50〜70%はすでに退化している.パーキンソン病の潜伏期,つまりいくつかの症状がすでに存在しているが,パーキンソン病と診断できるまでの期間は少なくとも20年あると見積もる必要がある(Mollenhauer B & von Arnim CAF:Science, 377:818-819, 2022).

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DOI:10.18958/7149-00004-0000296-00

2022年11月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2022年11月号 Vol.40 No.18
脳をしなやかに制御するミクログリアと脳内免疫系
見えてきた起源と多様性、創薬標的の可能性

増田隆博/企画
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