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死にゆく褐色脂肪細胞が導く新たな肥満抵抗性遺伝子多型の発見

京都大学大学院農学研究科 川原﨑聡子,後藤 剛

色脂肪細胞はミトコンドリアを豊富に含む脂肪細胞であり,ミトコンドリア内膜上に存在する脱共役タンパク質1(UCP1)の作用により高い熱産生能を介してエネルギー消費に寄与する.実際に成人においても褐色脂肪細胞の活性とBMIが逆相関することが報告されており(Saito M, et al:Diabetes, 58:1526-1531, 2009).UCP1は肥満治療の標的分子として注目を集めている.

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DOI:10.18958/7175-00004-0000323-00

2022年12月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2022年12月号 Vol.40 No.19
個体生存に不可欠な 本能行動のサイエンス
飲水、摂食、睡眠、体温調節─中枢と末梢のクロストーク解明に向けて

岡 勇輝/企画
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