ヒトをはじめとする動物にとって個体成長には多くの栄養が必要である.世界ではいまだ多くの子どもたちが栄養不良に苦しんでおり,その改善策としてプロバイオティクスを使おうという試みがなされている.以前の研究では,マウスに乳酸菌Lactiplantibacillus plantarum(LpWJL株)を与えることで,栄養欠乏による成長不良が部分的に回復することがわかっていた(Schwarzer M, et al:Science, 351:854-857, 2016)が,その詳しいメカニズムは不明だった.
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DOI:10.18958/7281-00004-0000494-00