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dsLNAプローブでlncRNAを可視化する ―がん浸潤でのMALAT1動態

岩楯好昭(山口大学理学部)

ん細胞の集団的移動は,がん転移における主要なメカニズムの一つと認識されてきている.細胞集団移動では,リーダー細胞とよばれる,腫瘍の浸潤前面に位置する特殊化したがん細胞が浸潤経路をつくり出し,後続のフォロワー細胞を牽引している.集団前面から後ろに回ったリーダー細胞はフォロワー化し,また,集団からリーダー細胞を切除すると新たなリーダー細胞が出現する.しかし,がん浸潤の過程でリーダー細胞の形成や機能がどのように制御されているのかは,まだほとんどわかっていない.

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DOI:10.18958/7371-00004-0000633-00

2023年11月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2023年11月号 Vol.41 No.18
次世代CAR-T細胞
効果を高めるメカニズムを解明し、固形がんへと射程を拡げる

保仙直毅/企画
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