ライフサイエンス英語 「どっちの動詞でショウ」同じようで実は違う動詞の使い分けに挑戦
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「一致する」の使い分け7

coincide with vs. agree with

Q 次の例文でよく使われるのはどっち?

・ The gene expression (  ①  ) the appearance of its catalytic activity.
その遺伝子発現は,それの触媒活性の出現と一致する
・ These results (  ②  ) previous studies.
これらの結果は,以前の研究と一致する

A ネイティブはこう使う!

  • ① coincides with
  • ② agree with

<解説>

coincide withの例文では,遺伝子発現が活性の出現と同時に起こることを示している

一方,agree withの例文では,研究結果が以前の研究と一致することを述べている.つまり,agreeは内容の一致を意味するわけである.

※例文は,単語の使い方の傾向を示すためのものであり,どちらが絶対的に正しいといったものではありません.
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使い分け6使い分け7使い分け8

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プロフィール

河本 健(かわもと・たけし)
広島大学医歯薬保健学研究院基礎生命科学部門口腔生化学助教.広島大学歯学部卒業,大阪大学大学院医学研究科博士課程修了,医学博士.高知医科大学助手,広島大学助手,講師などを経て現職.専門は,口腔生化学・分子生物学.概日時計の分子機構,間葉系幹細胞の再生医療への応用などを研究している.広島大学・その他で大学院生対象の論文英語の講義も担当している.
大武 博(おおたけ・ひろし)
福井県立大学学術教養センター教授.福井大学教育学部卒業,国立福井工業高等専門学校助教授,福井県立大学助教授,京都府立医科大学(第一外国語教室)教授などを経て現職.コーパス言語学の研究成果を英語教育に援用することが,近年の研究テーマである.
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